製品は他の製品との合体をして進化する
スマホがクルマを吸収しようとしている
ちょっと古い記事ですが、カーナビの視点から見ると、車ですらスマホに吸収されてしまうようです。
地図の更新が面倒で、かつ有料のカーナビは、もはやガンガン新しい地図が無料で反映されるgoogleマップやらYahoo!マップには太刀打ち出来ません。我が家でも比較的新しく出来た首都高環状2号線の大井-大橋間とか圏央道の海老名ー八王子間などをルート設定する際には、iPhoneのgoogleマップが主役になってしまっています。
色々なものがスマホに吸収されていく
これまでも、様々な道具がスマホに取り込まれてきました。
ウォークマン、本、手帳、電卓、ボイスレコーダー、ペン、デジカメ、万歩計、ゲーム、時計、地図、新聞、写真のアルバム、カレンダー。
この中のいくつかは、昔は常に会社に持っていくカバンに入っていたものですが、今となっては僕のカバンには、メガネとポケットティッシュと折りたたみ傘ぐらいしか残っていません。
そのうちメガネも取り込まれてしまって、晴れの日はカバンにポケットティッシュしか入っていない、なんて滑稽な事が起こるかもしれません。
いや。さらには、もしAppleティッシュなるものが発明されたら、もはやカバンは不要です。いやいや、もしくはAppleカバンが出るのが先か?!
Apple革靴を履き、Appleグラスをかけて、Appleスーツに身を固め、Appleネクタイをピシッと決めて、奥様の愛情たっぷりのApple弁当をAppleカバンに詰めて、JR Apple京浜東北線に乗って出勤する。あっ、そうだそうだ。花粉の時期にはAppleティッシュを忘れずに。
そんな未来が待っているかもしれません。
過去にもあった合体商品
スマホは色々なものを吸収して意気盛んですが、今となっては普通過ぎて気づかない、または進化をしてしまった合体商品もあります。
例えば、ゼブラ シャーボ。
子供のは頃は「スゲー!画期的!」とビックリして憧れました。ジャープペンとボールペンが一本になっているなんて!
今ではさらに進化して、シャーボ「X」が出ているようです。5万通りからオリジナルが作れる!?
あとはテレビデオ
https://ja.m.wikipedia.org/wiki/テレビデオ
なんて懐かしい。アナログテレビ+VHSのビデオテープだなんて。ブルーレイ内蔵の液晶テレビはその系譜なのかな。
考えてみれば、鉛筆やジャープペンの頭に付いている消しゴムだってそうだし、人間が製品を進化させようとすると、まずは合体、融合を考えるのが手っ取り早いです。
でもこれらは製品vs製品の合体であって、ネットワークに接続されて、ブラッホールのように色々な製品の機能をガバガバ飲み込んでしまうスマホとは、やはり発想の出発点や「凄み」が違うと感じます。
すでにクルマはAppleの付属品になっている
スマホではないのですが、すでに我が家のiPodも車を吸収しようとしています。
iPodは常に車に積んでいて、専用のコネクタで接続し音楽を聴いたりしています。
この前、車のコネクタにiPodを差し込んだらその画面に、
「アクセサリーが接続されました」
と、表示されているのに気づきました。
えっと。我が家のクルマがiPodのアクセサリーってこと?
アクセサリーは、
そっち!(`Д´)ノ
もー。さすが、とっても上から目線なApple製品でした。