すずわん日記

40代でサラリーマンの限界を感じました。これを良い経験として、この後の人生を楽しく豊かに過ごせるように考えたことを書いていきます。

ウツ病と適応障害の違いについて考えてみた

ウツ病と適応障害の違いについて

今回の長期休暇では「適応障害によるウツ病」と診断されて薬を処方されました。診断結果が「適応障害」だけの場合は薬の処方がされません。
そもそも「適応障害」「ウツ病」は似ているようで別物です。
行動面では声を荒げたりなど、うつ病ではない症状が出ます。そして適応障害が続くと「ウツ病」になってしまうケースもあります。
また、「適応障害」ストレスの原因から離れると回復に向かいますが、「ウツ病」はその後も症状が続きます。

たしかに、思うように仕事が進められない時には焦燥感がつのり、普段は他人を罵ったりすることは一切ない僕が、声を大きく上げて、人のせいにしたりなどをした記憶があります。今思えばおかしな行動ですね。

適応障害と診断された時のこと

1度目の長期休暇の時は今回とは別な病院で診断を受けたのですが、「適応障害」のみの診断結果で「ウツ病」とは診断されず、薬の処方はありませんでした。
そのお医者さんの診察では、仕事の状況や人間関係を詳しく聞かれて、
「ウツじゃなく適応障害です。原因のプロジェクトから切り離せば治りますよ。薬も処方しなくても大丈夫。なんならあなたの会社の総務部に私から電話してあげますよ。どうします?」とまで、ハッキリ言われました。
薬を飲まなくても治る、と。

この先生は産業医をやっていた先生との事で、企業の様々な労務状況に詳しい人でした。なのでそういう判断をしたのでしょう。

たしかに、この時は原因となったプロジェクトから離れて「適応障害」は治りました。
この判断はありがたかったと思います。甘いのかもしれませんが、なるべく薬は飲まずに済ませたい。職場自体がブラック企業の状況だった場合、仮に復職する職場が同じ職場と考えただけでも憂鬱になります。
でもこの時のケースは、職場の通常業務とは別のプロジェクトでの出来事でしたので「プロジェクトをやらなければ治る」という診たてだったのです。結果は正解でした。

状況と症状を理解してくれる人もいる

一緒に歯を食いしばってプロジェクトをやってきた先輩に休んでしまうことを謝り、休みにはいる前日の夜21:00頃までかかり引継ぎをして、その後本当にホッとした気持ちで帰宅しました。
毎晩、夜中の3時頃まで家でパソコンを開いて、何も進まずに悩んで疲れて寝落ちをしてしまって、翌日早朝の会議で怒鳴られる。もうそういう繰り返しが無くなったのです。休み始めてから1週間ほどはとことん寝続けた記憶があります。
先輩も大変だったと思いますが引き続きを受けてくれてました。そして自分が復職した後は直属の上司に昇進していて、非才の身であるにも関わらず、逆に引き上げてもらい、元気に仕事をが出来ました。会社内もひどい人たちばかりではありません。

結局、自分ではよく分からないウツ病と適応障害の違い

今回の休暇は薬を飲みながらの休養で、前回と違います。
休んで少し元気が出てきましたが、それが薬のおかげなのか、原因から離れたからなのかが結局わかりません。
つまり「ウツ病」なのか「適応障害」なのか、どっちなんだろう?と、よくわからないで暮らしています。

いろいろな先生がいるとはいえ、メンタルの診療、治療は難しいです。
難しいですが、今は主治医の指示に従って淡々と治していく。これが重要です。