ウッシーとの日々と、ゆずとの日々
犬を飼い始めたので、ふと思い出して本棚からホコリを被った漫画を引っ張り出してきて、もう一度読んでみました。
「ウッシーとの日々」
漫画の内容
漫画家、はた万次郎さんの体験記です。
北海道への移住、お金を使わない生活、趣味の釣りとスキー 、漫画家であるがゆえのフリーランスな仕事、自由に使える時間、そしてワンコと一緒の日々。
本を読むとそんな生活に憧れます。そして仕事で疲れて長期休暇中の身とココロに、ホッコリと暖かい感触が得られる本です。
買ったのはおそらく10年ほど前。本を見つけたキッカケは覚えていないけれど、妻が犬好きだったので楽しんで読んでいた記憶があります。その当時は、まさか我が家で犬を飼うとは思っていなかったです。
漫画の中でヘタウマ的に書かれたウッシーが可愛くて「あーワンコはこうだよねー」と、犬を飼ってみて改めて感じます。
大自然の中、ウッシーはキツネを追いかけて行ったり、雪が積もったら走り回ったり、にぎやかな場所が苦手だったり。見ていると、我が家のゆずも都会じゃなくて大自然で暮らしたほうが幸せなんじゃないか、と感じてしまうシーンがたくさん載っています。
お気に入りは、まれに描かれている犬目線の章です。
「ボクの名まえはウッシー」
というセリフで始まります。変な人間たちをウッシー目線で語るのがカワイイです。
ゆずとともに
調べたら、古い本だからウッシーはもう亡くなっているみたいです。
でも今、我が家にはゆずがいてくれます。
家族になり、今日でちょうど1か月。犬の寿命は、最近の動物医療の発達やドックフードの改善などで以前よりも健康に過ごせるようになり、15年はあるとの事です。
15年。
少し先の事を考えてしまいます。
ゆずの年齢は今7か月。人間でいうと中学生とか高校生。青春真っ盛りですね。いつ、ゆずに歳を越されるのか。
ちょうど僕が定年退職する頃に、ゆずはヨボヨボのおばあちゃんになってしまっているでしょう。そして最後は、我が家で生を全うするのかな。
今、こんなに元気で暴れん坊なゆずが、と思うと想像が出来ません。なんだか泣けてきます。
でも今からこんな事を考えても仕方がないし、犬を飼う人たちが全て寿命を計算していたら、とっても命を預かることなんて出来ない。命を預かる事、そしていずれ別れる事を覚悟した上で、ワンコとの楽しい日々を選択したのだから。
貴重なゆずとの日々を、大切に過ごしていこう。