会社の人材を育てる為には環境を用意する事が必要
会社の制度
僕の会社では、一時期教育に力を入れていた時期がありました。
当時の会社の方針として、今まで通りの仕事の仕方では会社が立ち行かなくなる為、社外で通用する人材を育てよう、という気運で教育方針が決まっていったようです。
それに合わせて資格制度も整備されて、社外試験に合格すれば給料が少しアップしたりしました。
また、会社からも教育が積極的に推奨されました。ITサービスマネージャー合格体験記のブログで書いたITILファウンデーションもその一環で受講し、試験に合格しています。
社員に対して、知識をインプットする機会を増やしたんですね。
視点が変わると、姿勢も変わる
ITサービスの運用を仕事にしている人間にとっては、ITILの勉強をすると、目の前にはそれを応用し、活用や改善ができる業務がゴロゴロと転がっています。
当然、今までの慣例や、改善に必要なお金や、会社組織の壁など、適用する為には解決をしなくてはいけない事もたくさんあり、すぐには着手は出来ない事が多いですが、これを変えると良くなる、という視点で仕事が見れるようになりました。
インプットとアウトプット
逆の言い方をすれば、視点を持っていれば、何かを変える動機となり、実行すればアウトプットになります。
人間、インプットだけではなく、アウトプットも行う環境があると、より覚えていくと言います。
周りを見ると、会社が起こした風に乗ってドンドン成長をしていた同僚もいました。
昔はインプットする環境、アウトプットする環境を会社が揃えてくれていたのです。
言動に差が出る
当然、会社に頼らずとも、自力で勉強をしてチカラを身につける努力をしている人から見れば甘い話ですが、会社のバックアップがあった方が、やり易いのは確かですし、会社も戦力を増強したいので需要と供給がマッチします。
しかし、会社のバックアップがあっても、努力しない人は絶対にしません。そして、やる人、やらない人を比べると、言動にハッキリと出ます。
やる人は動きはチャキチャキ、言葉はハキハキしています。やらない人は、何だか全体がモヤモヤしています。
人それぞれですし、サラリーマンに限界が来ている僕が言っても説得力ゼロですがww
まぁ、でもたかだか10年前の話です。会社もよい時代だったと思います。