すずわん日記

40代でサラリーマンの限界を感じました。これを良い経験として、この後の人生を楽しく豊かに過ごせるように考えたことを書いていきます。

文章を書く力を身につけようと思ったら、読み方も勉強してしまった

他の人の文章がウラヤマシイ

アップしたブログの数が50本を越えました。

他の方々のブログを読むと、ユニークな文体やキレイな文体があり、その個性を羨ましく思います。しかも書く内容や方向性が一貫していて読みやすい。僕の場合は思いつきでポロポロと書いているので、後から読むとツギハギのようで汚いです。

内容や方向性はともかく、自分も文章スキルを上げたいので、新しく書く場合は表現に気をつけたり、過去ブログで気になったトコロの見直しと修正をしています。

しかし、なかなか自己流からは抜け出せず、今までと変わりの無いパッとしない内容になってしまい、直せば直すほどガッカリします。

もはや手の施しようのないブログもちらほら。

当然、会社ではビジネスメールやパワポの資料、報告書などを書いていましたが、ブログってなんだか勝手が違って難しい。

 

「濃淡読み」をしよう

ということで、今回ブログを書き始めたのを良い機会と捉えて、この本で文章を書くことをちゃんと勉強をしてみようと考えました。

「誰も教えてくれない人を動かす文章術」

誰も教えてくれない人を動かす文章術 (講談社現代新書)

誰も教えてくれない人を動かす文章術 (講談社現代新書)

 

作者は齋藤孝さん。

お。「全力!脱力タイムズ」にたまに出演してる先生?

「書く事」のファーストステップにしやすい読書感想文を例に説明がされています。読書感想文では一冊の本から気の利いたセリフや場面などを、独自の視点で1つ拾って来れれば上出来、と言っています。

拾う為には、本を読む時は魚群探知機で魚を探すようにさーっと読み進めて、魚が来た時、つまりグッときた箇所に対して集中して読む。

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砂丘の砂粒の中で、砂金を見つけるようなもの、とも書いていて、これを「濃淡読み」と表現していました。

独自の視点が手に入れば20ページ、30ページをサラサラ読み飛ばしても構わない。結果として読むスピードが上がり、たくさんの本を読むこともできます。

僕のは読むことも困っていました。一文字一文字読むのでとっても時間がかかるのです。かと言って大雑把に流し読みすると頭に入りません。

濃淡読みをしていれば、自分が気になった箇所だけをピックアップして後で感想を書いたりする事も出来るし、それが出来る本の量もふえます。

なるほど。次の本から濃淡読みをしてみよっと。

あれれ?

文章を「書く」お勉強をするんじゃなかったっけか?

 

キラリと光る文章を

書く事については、文法や作法よりも、人の目を引くようなネタを書く為に、以下のような「切り口」が紹介されています。

 

良いとこ取りをしろ

ビックネームを使う

引用をしろ

独自の視点を持て

無理な論拠を立てろ

 

本のタイトルの人を動かすという方法は、こういうテクニックを言うのでしょう。

前項の「濃淡読み」で自分独自の視点を見つけて、無理な論拠で人と違うハッとするような結論を出す。

結論を出すにあたっては、大物のコメントを使ったり、引用をしたりして理論武装をする。これで目立つキラリとした文章が書き上がる、って事です。

ビジネス用としては、稟議書、企画書、始末書などの社内文書を書くコツも書かれています。我々ロートルからすると、過去に上長にネチネチ言われた内容かもしれませんが、入社したての若者は一読すると良いかも知れません。

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書く事と、読む事

この本では書く事よりも、むしろ文章を読む方法について認識を改めさせられました。

文章を書くこと、読む事は一体。読んでインプットし、頭の中で処理をして、書いてアウトプットするんです。

ブログを書く事は、この練習にもってこいですね。