無呼吸症候群と脳梗塞
またまた病気の話。
僕は無呼吸症候群と診断され、C-PAPを毎晩装着して寝ています。
C-PAPについて
無呼吸症候群を治療する機械、C-PAPはシーパップと呼びます。最近は健康番組でもチョクチョク紹介されています。
左側がマスク、右側が空気を出す本体。
間をホースで繋いでいます。
ただ、根本的に治すわけではないので、治療と言って良いのか。なんと言えば良いのでしょうね。
使い始めたきっかけ
寝ている時イビキがうるさいと、妻によく鼻をつままれました。
「ふがっ!」( ̄д ̄;)ノ
とか言いながら目を覚ますのですが、やはり隣で寝ている人からすれば、でっかいイビキをして、しかも途中で呼吸が何秒も止まるのは耐えられないようです。
自分の身体への影響もそうですが周りにもかなり迷惑という事ですね。
要は妻が色々と調べてくれて、病院に行きました。。。
ちなみに僕は特段肥満体というわけではありません。ただ、イビキをかかなかった若い頃に比べると2、3キロ太りました。原因には加齢もあるのかな。アゴの下辺りが肉でタプタプとしてきた気もしますし。
良く症状に挙げられるように日中の眠気などは全く起こりませんでした。
なので、独り身であれば、気づかなかったかもしれません。
無呼吸症候群の診断
診察のため一晩、病院に泊まって就寝中のデータを取られました。結果、無呼吸症候群だと診断されました。
効果その1〜 動脈が柔らかくなる
定期検査を受けたところ、C-PAPを使用する前の動脈の固さが40代後半相当であったのが、使用1年後の結果は40代前半の状態と、かなり改善されていました。
効果その2 〜 家族の安眠
なによりも、妻が安心して眠る事が出来ます。
無呼吸症候群と脳梗塞
C-PAPは小脳梗塞を発症する2年前から
使っていました。
無呼吸症候群の主治医からは、C-PAPの利用により血管が柔らかくなっていたから、破れて出血をせず脳梗塞で済んだかもしれない、と言われています。
病院が異なるので一概には言えませんが。
まあごもっともと言えば、ごもっとも。
血管が破れていたら、脳内出血などで今のような生活は送れていなかったかも。。。
また今後の脳梗塞予防には確実に効果があると思います。
使用感
鼻の周りだけを囲うゴム製のマスクをして寝ることになります。
空気が鼻にドンドン送り込まれますので、口から空気を吸えません。つまり、口呼吸が出来ません。
結果、鼻呼吸だけになり、イビキや無呼吸になるような事は全く無くなります。
でも、目覚めがスッキリ!!みたいな効果を期待していましたが、あまり実感は無かったです。
鼻から入ってきた空気は、口をカパッと開けると、「ぶわーっ!」と出てきます。
最初はちょっと病みつきで、わざと口を開けたりします。「ぶわーっ!」って。
なんか面白い。
最初はマスクが少しわずらわしいと思いましたが、今では無いと何か不安です。やっぱり装着しているとゆっくり寝れているのかもしれません。
専用のキャリーバックが付いてきますので、旅行にも持って行っています。
それと、自分はたまにうつ伏せになって寝る事がありましたが、体からが横になるレベルで、寝返りをうたなくなりました。
マスクをしてるから、うつ伏せは無理なんですケドね。それでも辛くはないです。むしろ寝相が良くのるので疲れません。
人によっては腰が痛くなるかもしれませんが。
お手入れ
毎朝起床後に、アルコールが入っていないウェットティッシュで、肌との接触部分をふいています。
週に一度、食器用の洗剤でマスクとホースを洗って干しています。マスクは2つ持っていて、干している間はもう1つのマスクを使っています。
費用
月に一度通院し、毎日使用しているか?空気漏れをしてないか?などをお医者さんにチェックされます。そしてその月の使用データを紙で渡されます。
ちゃんと利用していると、
「あー、今回もちゃんと使われていて、空気漏れもないですね。何かありますか?あ、そう。何もないですか。はい、ありがとうございました。お大事に」
という感じで、10秒で診察が終わるので、待ち時間の方が長い事もシバシバ。
使用データは機器に付いているPHSで自動的に病院へ送信されます。SDカードも内蔵されていて、そちらにもデータが蓄積されています。
これで約5千円/月。
ちなみに月に一度の通院を何回かサボると、診療行為ではなくなるとの事。
(機器のレンタルも出来なくなるのかも?)
僕は数年マジメに通院したので、今では2か月に一度の通院に切り替わってます。その際は2か月分の費用を支払います。
費用にはC-PAPのレンタル料も含まれていて、マスクが劣化した時の予備のマスクや、空気フィルタ、その他のオプションなどは、コールセンターに連絡したり、月イチの通院の際に病院に申し出ればもらえます。
でも考えてみると、5千円/月。
年間6万円。20年で120万!!
身体を守る為とはいえ、我が家のお財布事情には地味なダメージが。
ちょっと別な手段を考えないと。