高校生の頃のダメダメ勉強法を思い出す
小学校、中学校と万年ど真ん中だった僕の学業成績ですが、高校2年の後半から急激に上がり始めました。
原因は、それまで10年近くほぼやらなかった家での勉強を、やっとする気になったのです。
でもその勉強方法は、今考えると何やってんだ、オメー?って感じの勉強法でした。
そもそも、なぜ家で勉強が出来るようになったか?ですよね。それから話します。
ながら族で行くぜ
簡単に書くと、ゲームをしながらテスト勉強をしていたのです。
しかも休みの日はまるまる一日中。
ゲームをしている限りは勉強をし続ける事になりますので、すごい勉強時間です。
で、そのゲームの名前は、
システムソフトの「天下統一」
です。
ほとんどの人は知らないゲームでしょう。
むかーし、パソコン用に出ていたゲームで、一部の人からは絶賛されている名作ゲームです。
ゲームの内容は、いわゆる日本の戦国時代の国取り合戦です。
お城が街道で接続されているので、ソコを配下の戦国武将に攻めさせて、領土をどんどん広げて全国の城を全て支配する、という簡単なルールのゲームでした。
そして、このゲームはルールがシンプルなのですが、コンピュータが超強いのです。
他のゲームだと初級モードみたいなのがよくあって、イライラしたらコンピュータを弱くして圧勝できますが、この天下統一はそんなものはなく、コツを掴むまではコンピュータと互角に戦えません。
また、総じてゲームバランスが良く、コンピュータが後半近くまで人間に楯突いてきますので、飽きません。しかも操作がシンプルなので、中毒性が大なのです。
なぜこのゲームをしながら勉強ができたのか?
このゲームは人間とコンピュータが交代で戦っていきますが、コンピュータが考える時間がちょー長いのです。
確か記憶によれば、1ターンで10分くらいは長考していたと思います。
反面、自分が操作する時間は、それほどやる事がないので1ターン1分くらいしかありません。
と、なるとですよ。
1時間という時間枠の中では、ほとんどがコンピュータが考えている時間なわけで、自分はとってもとってもヒマなわけです。
この時間を勉強に割り当てました。
そりゃ、ゲームをやってる間はずーっと勉強しているわけですから、今まで全く勉強しなかった僕にしてみれば、多少は成績も上がるってもんです。
勉強の終焉
そうやってどんどん勉強をしていくわけですが、それにも限界点があります。
例えば、九州の南の端っこの戦国大名で始めたとします。
その後静岡県くらいまで征服が進むと、コンピュータの支配範囲が狭くなって、やる事がなくなり、考える時間が少なくなってしまうのです。
そうなると、1ターンの時間配分は逆転して、大体こうなります。
コンピュータが考える時間 1分
人間が操作する時間 10分
1時間での勉強時間は、たったの5分ほど。
そしてさらにゲームが進むと、ほとんど人間がゲームをしている状態。
もーダメです。一日中ずーっとゲームをしている、単なるダメダメ人間の誕生です。
そうやって勉強を全くしない夜は、更けていったのでした・・・。