すずわん日記

40代でサラリーマンの限界を感じました。これを良い経験として、この後の人生を楽しく豊かに過ごせるように考えたことを書いていきます。

高校生の頃のダメダメ勉強法を思い出す

小学校、中学校と万年ど真ん中だった僕の学業成績ですが、高校2年の後半から急激に上がり始めました。

原因は、それまで10年近くほぼやらなかった家での勉強を、やっとする気になったのです。

でもその勉強方法は、今考えると何やってんだ、オメー?って感じの勉強法でした。

そもそも、なぜ家で勉強が出来るようになったか?ですよね。それから話します。

 

ながら族で行くぜ

簡単に書くと、ゲームをしながらテスト勉強をしていたのです。

しかも休みの日はまるまる一日中。

ゲームをしている限りは勉強をし続ける事になりますので、すごい勉強時間です。

で、そのゲームの名前は、

システムソフトの「天下統一」

です。

ほとんどの人は知らないゲームでしょう。

むかーし、パソコン用に出ていたゲームで、一部の人からは絶賛されている名作ゲームです。

ゲームの内容は、いわゆる日本の戦国時代の国取り合戦です。

お城が街道で接続されているので、ソコを配下の戦国武将に攻めさせて、領土をどんどん広げて全国の城を全て支配する、という簡単なルールのゲームでした。

そして、このゲームはルールがシンプルなのですが、コンピュータが超強いのです。

他のゲームだと初級モードみたいなのがよくあって、イライラしたらコンピュータを弱くして圧勝できますが、この天下統一はそんなものはなく、コツを掴むまではコンピュータと互角に戦えません。

また、総じてゲームバランスが良く、コンピュータが後半近くまで人間に楯突いてきますので、飽きません。しかも操作がシンプルなので、中毒性が大なのです。

 

なぜこのゲームをしながら勉強ができたのか?

このゲームは人間とコンピュータが交代で戦っていきますが、コンピュータが考える時間がちょー長いのです。

確か記憶によれば、1ターンで10分くらいは長考していたと思います。

反面、自分が操作する時間は、それほどやる事がないので1ターン1分くらいしかありません。

と、なるとですよ。

1時間という時間枠の中では、ほとんどがコンピュータが考えている時間なわけで、自分はとってもとってもヒマなわけです。

この時間を勉強に割り当てました。

そりゃ、ゲームをやってる間はずーっと勉強しているわけですから、今まで全く勉強しなかった僕にしてみれば、多少は成績も上がるってもんです。

 

勉強の終焉

そうやってどんどん勉強をしていくわけですが、それにも限界点があります。

例えば、九州の南の端っこの戦国大名で始めたとします。

その後静岡県くらいまで征服が進むと、コンピュータの支配範囲が狭くなって、やる事がなくなり、考える時間が少なくなってしまうのです。

そうなると、1ターンの時間配分は逆転して、大体こうなります。

コンピュータが考える時間 1分

人間が操作する時間 10分

1時間での勉強時間は、たったの5分ほど。

そしてさらにゲームが進むと、ほとんど人間がゲームをしている状態。

もーダメです。一日中ずーっとゲームをしている、単なるダメダメ人間の誕生です。

 

そうやって勉強を全くしない夜は、更けていったのでした・・・。